社章やクラブのバッジはピンバッジで作れます
弊社が取りあつかう商品でご注文が多いのは、会社の社章やスポーツクラブなどのバッジ、さまざまな記念品やナースバッジなどに用いられる職種や階級を表すバッジなどです。そしてこれらのバッジに共通するのは、バッジとして高品質な質感かと思います。以下にその代表的な製造法をご案内します。
社章やクラブの会員章として最も一般的な製造法です。その仕上がりは伝統的な製造法である七宝焼 ( ハードエナメル ) に似ていますが、鮮やかな発色と豊かなカラーバリエーションは、七宝焼を超えて多くのお客さまにご利用いただいています。
その特長は、バッジの塗料面が平らに仕上がること。これは古い歴史を持つ七宝焼に準じた作り方で、そのことからセミハードエナメル・研ぎエポ・疑似七宝焼などと呼称されています。その色調も豊富で、七宝焼の色調 (120 色程度 ) に対して、セミハードエナメルは 1500 色以上 (※) のカラーバリエーションをもっています。また色調には他に、ラメ入り・蓄光塗料 ( 夜光塗料 ) ・半透明色・メタリック色などのバリエーションも用意しており、加えてバッジにラインストーンを配置することも可能です。詳細はセミハードエナメルをご参照下さい。
※ 色調は可能であれば PANTONE SOLD COATED にてご指定ください。ご指定できない場合は、弊社にて近似の色調をご案内いたします。
ゴールドメッキに緑色の半透明色を使用しています
黒ニッケルメッキ。左手と左足の間は中抜き加工しています
ゴールドメッキに 2 か所の中抜き加工。ラメ入りの塗料を使っています
ニッケルメッキ。ニッケルメッキで作られる会社さまが多いかと思います
色を使わずに金属の凹凸で表現する製造法です。通常は凸の部分に光沢のあるメッキ、凹の部分にはサンドブラスティング ( 砂面加工 ) を施したメッキを施して光沢感を抑え、立体感を強調します。詳細はスタンプ & サンドブラスティングをご参照下さい。
凸部は光沢のあるゴールドメッキ、凹部は砂面加工のゴールドメッキ。そしてリボンにピンク色を配しました
メッキはアンティークシルバーで凹部には砂面加工を施していません
ゴールドメッキ。凹部に艶消しラッカー処理を施しています。ダムシンに似た仕上がりとなります
ワクにニッケルメッキ、凹部に砂面加工のゴールドメッキを施し、エポキシ樹脂をコーティングして仕上げています
亜鉛合金製。立体的なデザインに向いた製造法で細かい描写も得意です。詳細はキャスティングをご参照下さい。
メッキはサテンゴールド。光沢感を抑えることでバッジに上品さが生まれます
メッキはアンティークシルバーで凹部には砂面加工を施していません
ゴールドメッキ。リンゴは立体表現でラインストーンを入れています
ピンクのラインストーンを 14 個配置しています
塗料面が窪むこの製造法は社章用として一般的ではありませんが、その軽快感を好んでバッジにされるお客さまもいらっしゃいます。詳細はスタンプをご参照下さい。
メッキは黒ニッケルメッキ
メッキはゴールドメッキ
メッキはゴールドメッキ。背景となる凹部にドット (粒々) を配してバスケットボールの質感を表現しています
ニッケルメッキ。リボンとタテの間は中抜き加工をしています
デザインが細かくてセミハードエナメルで表現することができない場合は、シルク印刷やオフセット印刷で表現することが可能です。シルク印刷は 1 色毎に版代がかかるため、色数は 4 色までがお勧めです。オフセット印刷は青・赤・黄・黒の 4 色の網点で表現する方法で、写真やグラデーションのあるデザインに向いています。詳細はセミハードエナメル&シルク印刷 および オフセット印刷をご参照下さい。
白の背景をセミハードエナメルで作成し、日の丸と黒文字をシルク印刷で表現しています
円形の青と中の白をセミハードエナメルで作成し、青い三つ葉のデザインはシルク印刷で表現しています
セミハードエナメルで白のベースを作り、その上に青・赤・黄・緑のグラデーションをオフセット印刷で表現しています
青と白の背景をセミハードエナメルで作成し、ヒマワリの花をオフセット印刷で表現しています
注文数が 100 個以下で安価なものをお望みの場合は、弊社オリジナルのプリクラバッジがお勧めです。弊社のプリクラバッジは他社の同等製品とは製造法と品質が全く異なります。高い質感を誇ります。詳細はプリクラバッジをご参照下さい。
円形-M型
Tシャツ型
四角形-SL型
正方形 (角丸) 型
社章の場合、バッジサイズは 13mm から 20mm 以下が一般的なサイズといえるでしょう。なおバッジのサイズは、タテもしくはヨコの長い方のサイズで計測して下さい。
最少 4 個からの作成を承っております。なおバッジはご注文数が多くなるほど単価は安くなります。
留め金は安価なものではバタフライクラッチがありますが、社章用としてはタイピンを強くお勧めしています。タイピンは針の長さが 8mm と 10mm の 2 種類があり、10mm タイプでの作成が一般的です。この他に学校の校章に用いられるネジ式がありますが、ネジの径が太いため生地を傷めることがあり現在では一般的ではありません。
バッジの色数は 4 色までは同額料金で作成することができます。4 色を超えると 1 色増える毎に単価が少しずつ上がります。
社章の場合、最も選ばれているメッキがニッケル ( シルバー調 ) 、その次がゴールドメッキかと存じます。メッキの光沢感を抑えたい場合は、サテンシルバーやサテンゴールドがお勧めです。
バッジの裏面に、文字等の刻印や通し番号 ( ナンバーリング ) を入れることも可能です。